STORY 05

土台があるからこそ挑めた、新事業への参画
映画「8番出口」製作委員会参画及び各種プロモーション

OUTLINE

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地下通路で異変を探しながら出口を目指す──そんな独特の世界観で話題となったゲーム「8番出口」。
その実写映画化プロジェクトに、メトロアドエージェンシーが製作委員会に参画し、映画出資という形で関わった。
物語の舞台となる地下通路のリアリティを追求するため、東京メトロ全面協力のもと駅や車両での撮影協力を実施した。
撮影と並行して実施したプロモーション施策では、駅や車両の広告を8番出口でジャックし、参加者が地下施設を巡る体験型脱出ゲームを実施。駅や車両内という日常空間の中で映画の世界観を体験できる場をつくった。

東京メトログループの現中期経営計画で掲げた「広告事業の新たな挑戦」の一環で実施した取り組みとして、
未知の領域に挑戦する中で得られた知見は、今後のコンテンツビジネス展開にもつながるものとなった。
このプロジェクトを手掛けた戦略企画部・佐々木に話を聞いた。

PROJECT STORY 05

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PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

PROJECT STORY 05

佐々木

戦略企画部

2015年 新卒入社

EPISODE 01
EPISODE 01

映画『8番出口』のリアリティを求めて。深夜の地下空間で挑んだロケ撮影

「8番出口」の実写映画化に際し、メトロアドエージェンシーは製作委員会に参画し、映画出資を行うという形で関わることになりました。

東京メトログループの現中期経営計画で掲げた「広告事業の新たな挑戦」の一環として、コンテンツビジネスへの参入を検討していたタイミングで、「物語の核となる地下通路のリアリティをどうしても東京メトロで表現したい」という相談を受けたことが始まりです。

撮影は、東京メトロと弊社による全面協力で行いましたが、ゲームの世界観を忠実に再現するためにまず行ったのが、撮影場所を検討するロケハン(ロケーション・ハンティング)です。川村元気監督をはじめとする製作チームとは、車内の色味や駅の壁タイル、通路幅まで徹底的にこだわり、理想の撮影条件を求めて何度も駅のリサーチや現場検証を行いました。最終的にロケを行った駅や車両での撮影は、東京メトロと共にどうやって安全に実現できるかを考え、何度も試行錯誤を繰り返し調整されています。

さまざまな調整を経て迎えた撮影本番、合計6日間にわたり主に終電後に撮影を行いました。
合成用のグリーンバックの設置や足場工事、100人以上のエキストラの待機場所確保、車両内広告の短時間での差し替えなど、複雑なタスクが重なりつつも、限られた時間の中で製作チームとメトロアド、東京メトロが一体となり、スケジュールと安全の両立を実現。始発が迫る中でより良い画を撮るためにギリギリまでこだわった、緊張感が漂うなかでの撮影でした。

EPISODE 02
EPISODE 02

「見る」から「体験する」へ。
脱出ゲームで仕掛けた「異変」の空間づくり

撮影を終えた後は、映画「8番出口」をより多くの方に見ていただくために、メトロアドエージェンシーとして様々なプロモーション施策を実施しました。車両内を8番出口の世界観でジャックした広告貸切電車、表参道のイベントスペースでのフォトセッション、地下施設を巡る体験型脱出ゲームなど、「見る」だけでなく映画の世界観を「体験する」場の創出を行いました。

特に脱出ゲームは、映画の象徴である「不気味な地下通路」や「異変探し」を完全再現するため、地下空間を巡り“異変”を探す体験型謎解きイベントとして設計しました。車両内の中吊り広告や駅ポスター、電光掲示板、駅アナウンス、駅売店に特設自販機など、あらゆる場所を8番出口仕様に変えることで、通行者も含めて駅全体が作品世界に染まる没入体験を実現しています。狙い通り、謎解きキットが入った黄色い専用バッグを手にした参加者が、駅構内に多数出没する様子はまさに“異変”そのものでした。

イベント開始後、SNSでも謎解きの完成度や脱出後の達成感を称える投稿が相次ぎ、脱出直後に映画館へ向かう参加者も続出するなど、熱狂的な盛り上がりを見せていました。最終的に約55,000キットが完売し、多くのメディアに取り上げられるなど、大規模な体験型プロモーションとなりました。東京メトロ内の細部を8番出口仕様にジャックし、駅を歩くだけで映画の世界観に触れられる演出が出来たのも、メトログループ全体の協力があったからこそだと感じています。

EPISODE 03
EPISODE 03

”メトログループ”の力が結集した瞬間。あらゆるリソースを繋ぐ組織の連携力

本プロジェクトでは、東京メトログループ各社・各部の総力が結集しました。撮影地のロケハンから始まり、撮影用車両の手配や撮影当日のダイヤ調整といった撮影関連の業務に加え、売店や自販機での販売協力、フォトスポット設置、脱出ゲーム運営など、各部門が連携することで、前例のない規模の没入型プロモーションを実現することができました。

東京メトロのリソースを最大限に活用した施策を実現できたのは、まさにメトログループが一丸となって新事業に挑んだからこそだと感じますし、その時の一体感と施策が一気に進んでいくパワーには、今後の案件に繋げられるような可能性を感じました。

EPISODE 04
EPISODE 04

既存の枠を超えていく。会社と個人の成長を賭けた、新しい挑戦

コンテンツビジネスへの参入は、未知数な部分も多い挑戦的な一手でした。しかし、このプロジェクトの成功を通じて、業界内外に対するメトログループのイメージを大きく変えることができたと実感しています。
今回はグループの親和性が高いコンテンツだったため、その強みを存分に活かせましたが、この経験は他のあらゆる案件にも応用できるはずです。

今後は、広告代理店や媒体社としての既存の枠組みを超え、このコンテンツビジネスを新たな「事業の柱」へと育てていきたい。会社としても個人としても、その挑戦を止めることなく走り続けたいと思っています。

挑戦を支える、メトログループの「守る力」と「攻める力」

変化の激しい時代に、コンテンツビジネスという新事業に果敢にチャレンジできたのは、東京メトログループという確かな信頼と、挑戦を支える盤石な母体があるからと佐々木は語る。
「守る力」と「攻める力」──その両方を兼ね備えているからこそ、社員一人ひとりが新しい価値を生み出していけるのだと感じている。