フランス観光開発機構様
2016年間旅客誘致キャンペーン

一般公募したレポーターが、フランスの魅力を動画で伝える
観光キャンペーンを、一から企画・制作。

フランス観光開発機構は、フランスの観光振興を行っている組織。メトロアドエージェンシー(以下メトロアド)は、同機構が毎年行っているフランス誘致キャンペーンを担当しました。Webでレポーターを一般公募し、パリだけでなく様々な地方の等身大の姿をレポートする動画を、キャンペーンサイトで公開する企画を立案。交通広告はもちろん、新宿駅や商業施設でのイベント、グラフィック、ウェブサイト、SNSキャンペーンなどの制作も手掛けました。

M.H. [2014年入社]
営業

D.T. [2009年入社]
ストラテジックプランナー

A.I. [2008年入社]
メディアプランナー

A.M. [2013年入社]
クリエイティブディレクター

職種を越えたプランニング。

メトロアドと同機構の関係は、2015年に始まります。当時手掛けたのは交通メディアのバイイングでしたが、営業のM.H.が顧客に進言、2016年度のメインキャンペーンのコンペに参加することになりました。
早速企画を練るため、メトロアド社内でブレーンストーミングが開かれました。個性豊かな地方の魅力を発信するのが基本テーマ。「2015年に各々の業務を担当したメンバーが、自由に案を出していった感じです(A.I)」。こういうとき、メトロアドでは職種による役割分担はなく、部署や年齢を超えた議論がなされます。
議論をもとに、コンセプトをまとめ、戦略を立案したのがD.T.です。「さらに、企画内容を裏付けるWeb調査を行うと、『フランスはおシャレだけど敷居が高い』というイメージがあることが分かりました」。フランスの魅力を等身大で伝えるために、企画の軸が「動画」に決まります。渡仏してもらう人をWeb上で募り、パリだけでなく様々な地方で楽しむ様子を動画に収め、その姿をキャンペーンサイトを通じて紹介するというものです。
プレゼンテーションが行われたのは11月。ちょうどこのころ、パリ市内で同時多発テロが発生し、オリエン内容の変更に伴い、再プレゼンの要請がありました。メトロアドはこの条件をクリアし、2016年のキャンペーンを担当することになります。

様々な壁に、チームワークで立ち向かう。

プロジェクトは、2016年1月から本格的にスタートしました。全体スケジュールの作成と交通広告を担当したのはM.H.。A.I.は、進行管理のほか、PR記事など媒体広告、ペイドメディアの管理を行いました。A.M.は、キャンペーン全体のメインビジュアルや、社内・駅貼りポスター、Webページなどを制作するため、デザイナーなど社内外のメンバーに対するディレクションを担当しました。
プロジェクトは様々な壁にぶつかります。メインビジュアルは何度も変更がありました。A.M.は文化の壁を感じたと言います。「日本人が思う『フランスっぽさ』が、フランス人からは『全然フランスっぽくない』と言われたり」。日本支部、フランス本部、さらには、各地方の観光局にも確認が必要でした。夏に行われた4週間の旅行の模様は、シルバーウィーク公開の予定でしたが、レポーターが撮影した動画が届いたのは8月の末でした。
メンバーは自分の担当業務を進めつつも、何か問題が起これば、すぐにまわりに相談。相談されたメンバーは、職域を超えて意見を出し、アドバイスしました。「自分の手が空けば、M.H.やA.M.に『なにかやれることある?』って声を掛けていましたね(A.I.)」。こんなときも、メトロアドに組織の垣根はありません。様々な壁を、メンバーはチームワークで乗り越え、9月下旬、動画は無事公開されます。これに合わせて、サイト更新・ウェブ広告も実施されました。

フランスに対するロイヤリティを再確認、強化できた。

11月、キャンペーンは終了します。企画の軸であった動画の視聴数は 、予想をはるかに上回りました。多くのユーザーが動画を最後まで視聴、SNSでたくさんの人に拡散されたことも分かりました。
「一般の人を渡仏させたのが勝因です」とD.T.。たくさんの素材が集まり、おシャレなだけでない絶景や大自然もあるフランスの魅力もアピール。何より、一般公募のレポーターが普通に旅行を楽しむ姿を通じて、フランスの姿を等身大で示すことができました。
成功に終わったこのキャンペーンで、得たものは?「顧客が動きやすいように資料を準備するなど、『次』に選んでもらえるための動き方が身についたと思います(M.H.)」。「短い時間で案を出すなど、いい『企画のエクササイズ』ができたかな(D.T.)」。「海外からの目を意識する機会が得られたのは貴重でしたね(A.M.)」。「レポーター募集は『なぜフランスに行きたいか』を動画でアピールするというハードルの高いものでしたが、最終的に300以上の応募がありました。このプロモーションを通じて、テロ発生という逆境のなかでも、フランスに対するロイヤリティが確かなことを確認、さらにそれを強化できました。そのことは、顧客にとって大きな意義があったのではないでしょうか(A.I.)」。

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